CAMPER
PELOTAS 系
vibram#4014は、こちらのモデルで一番選択されているソールとなります。
カラーはブラック/ダークブラウン/アイボリーから選択可能です。
素材はラバーとスポンジを混ぜたような感触となっており、適度な弾力があり摩耗にも強く、
ワークブーツなどにも使用されております。
vibram#2021は、ブラック/ダークブラウン/サンドベージュから選択可能です。
コチラの素材は、スポンジ素材となっており、とても軽量でクッション性も良い素材となります。
なお、 ペロータス系のモデルには、他にも色々なソールが使用可能となっております。
補色
オールソールでご依頼頂く殆どの靴で、色褪せが生じております。
補色補修を行う事で、元に近い色に戻す事が可能ですので、ご希望な場合はお伝えください。
なお、通常の仕上げでも靴クリームにて磨いてご返却を行っておりますので、
その仕上げでもある程度の色褪せは一時的には戻ります。
ソール交換方法
オリジナルのソールは本体に直接ソールを縫い付けていますので、底面にでている
底縫いの糸が擦り切れてしまうと剥がれてくる場合もありますが、
ソール交換の際には新たに追加したミッドソールを本体と底縫いし、
(中底がしばしば劣化して割れているのでその補強にもなります)
そのしっかりとした土台にそれぞれご希望のソールを取り付けています。
ワークブーツなどで行なわれているソール交換方法を採用しております。
vibram#4014 BLACK にてソール交換。
補修内容は、ソール交換/補色/かかと内側の破れ(すべり革補修)/ベロのタグ作成 となります。
もともとは、カンペールのイボイボソールのカラメル色でしたが、
ソールをブラックにすることで、黒と赤の配色となり、いい感じのまとまりではないかと思います。
ひび割れていた丸いロゴ部分も、革で新たにロゴを作成して補修予定でしたが、そのまま残すことに。
結果的に、いい感じのビンテージ感が醸し出る結果となりました。
vibram#148 仕様
トレッキングブーツなどにも使用されいるvibram#148ソールになります。
耐久性はもちろんのことながら、コマンドパターンですので悪路にも対応しております。
見た目のゴツい感じとは違い、凹凸が配されとりますので靴の返りは悪くなく
(トレッキングシューズに使用されておりますし)履き易いかと思います。
こちらはお客様のご希望によりまして特別仕様となります。
レザーミッドソール/レザーヒールをベースに使用致しまして、
本底にはクレープ柄のラバーソールを用いております。
アッパーの赤い色と、ソールのナチュラル仕上げがいいバランスになっているかと思います。
レザーソールとラバーソールを積層しておりますので、通常の#4014などのソールと
比較しますと、重量は増加しまして、屈曲は履き始めは硬さがあるかと思います。
PEU マッケイ製法モデル
もともとはソールと本体を直接縫い付けてある仕様となっておりますが、
ミッドソールを追加する事により、のちのち部分補修も行い易い仕様にてソール交換を行っております。
また、スポンジソールをご選択された場合には、特に摩耗し易いつま先とかかと部分には
ラバー素材を埋め込み摩耗に強くしてあります。
なお、ソールが薄い場合やかかとが低く感じられる場合には、ソールの厚みを増やす事も可能です。
PEUソール仕様別詳細
PEU ステッチダウン製法モデル
このモデルは、本体の革とミッドソールが靴の周囲で縫製されております。
ミッドソール部分から交換し再縫製を行い、新たなソールを取り付けます。
ソールの色を変更することで、自分仕様へカスタマイズも面白いと思います。
PEUソール仕様別詳細
PEU 特殊モデル
このソールタイプは特殊モデルとなります。
本体がソールに埋まっているモデルとなりますので、
ソールを交換する際には、ソールで隠れていた部分を革で巻いて隠す必要があります。
(隠れていた本体部分は、ガサガサししており色も変色しておりますので)
本体に巻く革は、本体と同じ色やなければ違う色、またはソールの色と合わせております。
ソールは、レザーソールをまず土台として本体と底縫いを行い、剥がれないように致します。
縫い付けられたレザーソールへ、耐久性のあるラバーソールを取付けております。
カカトが擦り減ってきた際には、ラバー部分のみを部分的に交換することが
出来るようになっております。
ソールには劣化し難い素材を用いておりますので、安心して履いて頂けるかと思います。
摩耗しましたら定期的に部分補修を行って頂ければ、
今回のような大規模な補修は今後必要ありません。
PEUオールソール仕様別詳細
革底ローヒールモデル(婦人靴)
カンペールの婦人靴ですとしばしばありますが、ソールが本体より小さい場合があります。
その場合は、つま先やカカトは本体の革が擦れ易くなっていたり、カカトの部分が
下に落ち込んでしまったり致します。
地面と擦れてしまっている部分は革宛てにて補修は可能です。
オールソールの際には、ソールが本体の全長と合うよう前後に延長し、リフト部分のラバーは、
厚みを少し増し、地面に擦れ難くしてあります。
なお、レザーソールは本体と底縫いをし、しっかりと固定してあります。
糸切れの予防と補強/滑止めを兼ね、ハーフラバーソールを取付けてあります。
このような仕様にしておく事で、ハーフソールが摩耗した際に部分交換して頂ければ
今後はオールソールする必要がなくなります。
VIBRAM#148仕様
ソールはトレッキングブーツ等でも使用されているVIBRAM#148ソール仕様。
お好みによってミッドソールにレッドソールを追加する事で自分好みのカスタムも。
見た目はごついですが、凹凸なソールですので屈曲性がよく耐久性も高いソールとなります。
MAURO 系モデル
ソールはVIBRAM#1030を用いております。適度な凹凸がビジネス系のデザインでも
合わせ易いかと思います。凹凸がありますので屈曲性もよく、またラバーも耐久性が
高い素材となっております。
ハイヒールモデル
カンペールのヒールモデルは転倒の恐れもありますので、劣化によるひび割れなどが
一部に生じている場合は、早めのソール交換が宜しいかと思います。
これらのモデルはヒールとソールが一体化されておりますので
例えば前側ソールに小さなひびがあった場合、ヒール部分も同じ素材ですので
同様に劣化しており加重がかかった際に大きく割れる場合があり危険であります。
ソール交換には、劣化し難いレザーソールを用い、本体と底縫いを行います。
その土台に、補強と滑止め、底縫いの糸切れ予防を兼ねて、ハーフソールを取り付けています。
ヒール部分は、別パーツで取り付けております。
ヒールのリフトゴムとハーフソールは摩耗しましたら、それぞれ部分交換可能です。
部分交換費用目安/ハーフソール2.500円/リフトゴム交換1.000円程度
ハイヒール染色仕様
CAMPER
カラーソールの場合は、同じようなウェッジソールで製作を行う場合は、使用できる素材のカラーが
ブラックやダークブラウンとなります。ですので、同じようなカラーにする場合は、レザーソールを
使用することで好きな色に染色が可能となります。
その際、ヒールはウェッジ系ではなく独立したヒール形状となります。
ヒールの形状(太さ)はある程度ご希望に添えますが、本体と接合面のサイズにより
規格が決まりますので、接合部の適合性を優先させて頂きます。
特殊モデル(革巻き仕様)
特殊モデルとは、本体がソールに埋まり込んでいるモデルとなります。
同じような外観でも埋まっていない通常仕様にモデルもあります。
通常仕様はこちらをご覧下さい。
特殊モデルのソール交換の際には、埋まっていたガサガサした部分を
革で巻き込んで縫製する必要があります。革巻きの色は、ご希望に応じて変更可能です。
ソール交換の際には、劣化し難い素材を選んで用いております。
ミッドソールを本体と底縫いし取り付ける事で、ソールが摩耗しましたら
部分補修での補修が可能な仕様となっております。
*ブーツモデルがすべて埋まっていると云う訳ではありません。
特殊モデル補修参考記事
左右比対称のカラーリングのカンペール。
ソールに埋まっていた部分に巻く革の色は、それぞれ異なっていても可能ですし、
左右揃えることも出来ます。
本体で使われている色味を使うのも良いですし、ソールの色味のダークブラウンに
合わせると、元のイメージに近い印象に仕上ると思います。
本体が埋まっていた部分には、革巻きのラインが新たにできますが、巻革を本体の色に合わせたり
ソールの色に合わせる事で違和感無く仕上っていると思います。
特殊モデル(革巻き)フラットソール
こちらのカンペールもソールに埋まっているタイプです。
オリジナルは一見ぶ厚く見えますソールも、埋まっているので実質6.0mmほどの厚みとなります。
靴の構造的に、6.0mmのソールを取り付けますと、かかと部分等摩耗した際には
すぐに本体が擦れてきてしまいます。また今回はその部分には革巻きを行いますので
擦れないように地面との距離を少しとる必要性があります。
交換の際には、まずレザーソールを追加し、底縫いを掛け土台を作ります。
その上にラバーソールやスポンジソールを取り付ける仕様となっております。
二層構造になっておりますので、摩耗しましたら、カカトや、つま先の部分補修が
容易な仕様となっております。
パンプスウェッジヒール系
こちらのモデルは、ソールがかなり薄い設定となっており、また本体より少しソールが小さいので
つま先やかかと部分は、すぐに本体の革が摩耗し易い状態となっております。
ソール交換の際には、オリジナルより少し厚め(通常厚ですが)のソールを使用し、
かかと部分は特に摩耗し易いので、ラバー素材を別途埋め込みまして厚みを保たせ、
ソールが擦り減っても直ぐに本体が擦れないようにしています。
また摩耗した際にも部分補修が可能となります。
サンダル系
カンペールのサンダルは、ソールとの合わさり部分がカップ状になっている場合など
ソール交換には不向きなモデルが多いようです。ですのでソール交換できないモデルも
ありますのでお気軽にご相談ください。
BROTHERS系
CAMPER BROTHERS
表面のソールが摩耗して剥がれてきてしまったり、ひび割れてしまうことが多いようです。
ブラザーズのソールは三層になっており、一層目は本体と底縫いが行われております。
このモデルの場合は、一層目とインソールが一緒に縫われているので一層目の交換できません。
(交換した場合は、サイズ感や履き心地が大きく変わってしまう可能性がある為)
二層目はヒール部分となりますが、この部分は接着で固定されておりますので
接着剤が劣化しておりますと、その後剥がれてきてしまいます。
ですので、ソール交換の場合は二層と三層目の両方の交換となります。
通常のラバーソール仕様のほか、vibram#1030なども相性が良いかと思います。
なお、スポンジソールをあいだに挟み込むことで、ソールの厚みを増すことも可能です。
足裏への感触が、頼りないと思われている方はご検討されてみてください。
カンペールのイボイボソールのミドルタイプ
クレープ柄のラバーソールは、ブラック/ダークブラウン/キャメルとあります。
ほか、vibramソールなども使用可能ですのでご相談下さい。
VIBRAM スポンジソール
カンペールのソールは特殊な形状のものが多いので、前後一体型のソールですと
使用できるものが限られておりますが、設定が合えば使用できるものもあります。
ステッチダウン製法モデル
本体の革を折り曲げ、ミッドソールと靴の周囲で縫製しているステッチダウン製法のモデル。
朱色のソールの場合は、vibram#8365スポンジソールとなりますので、
かかとやつま先など特に摩耗し易い部分には、ラバー素材を埋め込んでおります。
それぞれ摩耗しましたら、部分補修が可能な仕様となっております。
ウェッジヒールブーツ(通常仕様)
ボリュームのあるウェッジヒールのソール交換は大変です。
オリジナルは、ウレタンを型に流して整形しておりますが、ソール交換の際には
一段一段スポンジを設定の厚みになるように積み上げその都度切削を行っていきます。
往々にしてソール形状の設定が悪く、劣化し易いウレタンソールが崩壊しております。
ですので、交換の際にはヒールの高さのバランスは替えませんが、ヒールのバランス
は壊れ難いように設定し直して切削しています。
なお、切削にて整形してゆきますのでオリジナルのような丸みのある形状に
することはできません。
(因に、丸みある形状にすることでかえって壊れ易くなる場合もありますので)
その他のモデル
特殊モデル(船底ソール革巻き)
カンペールのこちらのモデルは、外観からはソールが分厚く見えますが
実際のソールは、舟底状になっておりますので、実質ソールの厚みはおおよそ4.5mm程度になります。
ソールに埋まっていた部分には、革を巻き付け縫製する補修が必要になっております。
ソール交換の際には、ミッドソールを取り付け本体と底縫いを行います。
そのベースに、ラバーソールやスポンジソールを取り付けますので、
のちのち摩耗した際には部分補修が可能な仕様となっております。
それぞれ劣化し難い素材を用いておりますので、安心して履いて頂けるかと思います。
詳しくは以下のBLOG記事をご参考にされてください。
ソール交換参考記事